舞台機構・特殊機構の株式会社サンケン・エンジニアリング

Business content業務内容

  • 企画・設計

    ヒアリング:
    お問い合わせいただいた後、お客様のご要望、建築条件、利用方法、舞台設備についてのイメージについて打合せを行います。まずはご相談ください。
    企画設計:
    お客様のご要望と、ヒアリング・設置条件・概算金額によりデータを整理し、打合せを何度が行いながら企画設計案の修正、より具体的な検討を行い、企画設計案を作成いたします。
    設計:
    企画設計案を基に、詳細な見積金額を算定できるように各部の仕様、詳細な設計を法規や指針に適合するよう行います。装置のレイアウト計画、制御方法、安全性を考慮した強度検討、装置の増減など打ち合わせを重ね詳細な設計内容を決定していきます。
    また、舞台機構で使用される制御盤は200V又は400Vという高電圧を使用しているため、制御盤内の構造もそれに適したものである必要があります。各動力負荷の容量や員数、制御方式の確認、各検知装置(リミットスイッチ)の数量などに合わせて仕様を決定します。
    計画・設計
  • 製作

    製作する際に一番大切なことは「安全性」です。どんなに見栄えが良くても安全でなければ意味がありません。

    品質管理体制:
    ISO9001に基づく品質管理体制で、主要製品(電動ウインチ、製缶品、制御機器)は国内工場にて製作・組立・社内検査を行なっています。海外の提携先(EU)も同様の品質管理で行っています。
    製缶品:
    主要な機器の製作にあたっては、機器仕様図を作成し、承諾を受けた後に製作に取り掛かります。製品は多種多様なお客様のニーズに応える必要があるため、標準品からの仕様変更及び少数製品にも対応しています。
    制御機器:
    操作・制御機器の製作については設計段階より、規則性のある盤内レイアウトの構成をすることで、動力回路などの電気の流れが分かるように配置しています。これは設置時及び保守時のケアレスミス等による設備停止の損害、また人命に関わる事故の防止へとつながるためです。
    製作
  • 施工

    各持ち場・立場で「考え・確認し・実行する安全」の推進をはかり、安全行動の定着に努めて施工を行います。

    品質管理体制:
    ISO9001に基づく施工管理体制で、常に現場状況を確認しながら安全第一に作業を行っています。
    工程・施工計画:
    現場総合工程表に基づき、舞台設備工事の実務工程表を作成し、現場施工・施工管理などの業務を行っています。施工図を元にその他の設備工事との取り合い、調整を行いながら施工計画を作成し、承諾を受けた後に施工を行います。
    施工:
    技術は進歩し、建築現場での危険性は年々低下してしています。しかしながら作業内容は複雑になっています。私共は専門業者として計画的に施工を進め、各作業員の持ち場・立場で「考え・確認し・実行する安全」を徹底しながら品質の高い施工を実施しています。
    施工
  • 保守

    定期的な保守点検の必要性:
    舞台機構設備の技術は⽬覚ましく進歩し、最新技術が取り⼊れられてきています。しかし、いくら技術が進歩しても点検・整備の必要性がなくなったわけではなく、使⽤していく過程で構成部品の磨耗や劣化は進⾏しています。
    安全で快適に使⽤するためには、舞台機構本来の性能を維持することが重要です。
    いつでも正常に作動し安全に運⽤できるよう、定期的な点検の実施が必要です。
    保守点検による予防保全・改良保全・予知保全:
    保守点検は、点検し修理するだけでは⼗分ではありません。設備能⼒の維持だけでなく向上のための改良、事前の故障診断の実施や部品交換を⾏うことも重要です。
    それらを正しく実施することにより、維持管理に掛かるコストや時間をトータル的に削減します。                                       
    保守アンケート:
    私共の保守業務に対して費用に見合った業務であるかを含め、皆様のご意見を今後のお客さまサポート向上のための参考とさせていただくために定期的にアンケートを実施しています。
    有寿命部品の更新:
    保守点検による予防保全・改良保全・予知保全により、故障や不具合を未然に防ぐことができますが、舞台機構設備を構成する様々な装置・部品には、それぞれ固有の寿命があり⼤幅な延⻑は望めません。そのため、交換年数を⽬安とした装置・備品の更新が必要となってきます。設備が動かなくなってから直すのではなく、その機能がなくなる前に計画を策定し、安全に安定的に施設を利⽤していただくことが重要です。
    保守
  • 改修

    お客様の運用上の要求の実現や最新技術を導入した性能の向上: 
    改修はお客様の運⽤上の要求や、舞台機構の最新技術を導⼊し性能の向上を図ることをいいます。例えば、
    ■電動バトンの可変速化
    ⼀定速で昇降する電動バトン装置をインバータを使⽤した可変速装置にすると、
    大道具の仕込みによる位置合わせが安全で容易に!
    素早い場面転換や、作動中の装置を任意の速度に調整!
    起動停止時のショックが無くなることで、照明器具への衝撃を緩和!
    ■綱元装置の電動化
    特に⼤道具や舞台照明は近年重量化が進み、バトンの電動化は安全確保の上から避けられなくなっています。また⼤きな地震によるカウンターウェイトの落下の危険性もあります。綱元での危険性を回避するために助⼒装置や電動ウィンチへの改修が有効です。
    ■手動ウィンチの電動化
    手動ウィンチで昇降させている装置を、従来の機能を損ねることなく簡易的な電動ウィンチとすることで省力化に貢献します。
    単相100Vで駆動
    操作盤での操作の他に、リモコンによる操作が可能
    改修