音響反射板・残響可変装置
音響反射板・残響可変装置の方式は様々ありますが、下記に各装置毎の代表的なものを挙げます。
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天井反射板
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天井反射板 電動昇降・自動変角式
電動昇降・変角式:収納⇔下降⇔セットまでをボタン操作のみで行えます。 -
天井反射板 電動昇降・前吊後吊式
天井反射板の前後のいずれかを重量バトンで引き上げてセットします。手動にて連結が必要です。 -
天井反射板 フレキシブル反射板(サンフレックス)
サンフレックスはゴムベルトと木板の組み合わせで構成された反射板です。(特許取得済)
・このゴムベルトがダンピング材を兼ねるため、より高い反射率と剛性を確保
・収納時に平面になるので従来タイプのように収納スペースに大きな前後間隔は必要ナシ
・従来タイプと比較して反射板一枚あたり約1~3本の美術バトン分のスペースを確保
・従来タイプのように鉄骨フレームを必要とせず支持材部の鉄骨で済むため、大幅な軽量化を実現
・サンフレックス専用ダウンライトもあります(500W/個) -
側面反射板
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側面反射板 電動昇降式
電動昇降・移動式:収納⇔下降⇔セットまでをボタン操作のみで行えます。収納位置は舞台袖上部となります。 -
側面反射板 手動旋回式
収納⇔セットを手動で行えます。側面反射板を昇降させ収納可能な天井高がない場合などに採用します。 -
正面反射板
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正面反射板 電動昇降式
電動昇降式:収納⇔下降⇔セットまでをボタン操作のみで行えます。収納位置はセット位置の上部となります。 -
正面反射板 固定式
正面反射板を昇降させる収納可能な天井高がない場合などに採用します。側面反射板が手動旋回式の場合、正面反射板は固定式になります。 -
正面反射板 電動昇降・前後移動式
収納⇔下降⇔セットまでをボタン操作のみで行えます。
この方式のメリットは反射板収納時の無駄なスペースを舞台後方に持っていけることにあります。
よって照明バトンや吊物バトン、諸幕の位置を理想的な位置に配置することが可能です。
反射板上部に大型トラスを設けることで各バトン長の外側に正面反射板の吊位置を配置することで、反射板を舞台前後に移動させることが可能です。 -
音響反射板 その他
電動レール走行式門型反射板:収納⇔セットまでをボタン操作のみで行えます。
収納位置は舞台後方に収納スペースが必要となります。 -
残響可変装置
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残響可変装置 開閉式
パネルを閉じることにより音を反射させ、開けることで後部に設置されている吸音室で吸音させて残響時間を変化させる装置です。 -
残響可変装置 昇降式
吸音パネルを下げることで吸音させて残響時間を変化させる装置です。 -
残響可変装置 ロール式残響可変幕
吸音幕を下げることで吸音させて残響時間を変化させる装置です。