劇場・ホール

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氷見芸術文化館

氷見芸術文化館

メインホール[Main Hall]

都 道 府 県 [Prefectures]
富山県 [Toyama]
客 席 数 [Seating Capacity]
800席
竣 工 [Completed in]
令和4年 [2022年]

仕 様

引割緞帳
1台
吊物バトン
9台
照明バトン
6台
幕バトン
13台
東西幕
2台
東西バトン
2台
グリッドバトン
1台
客席吊物バトン
1台
プロセニアムスピーカー
1台
昇降床
1式
客席ワゴン
12台
平台ワゴン
8台
メインホール客席の可変性を舞台機構全体の転換力として取り込むため、客席エアー浮上装置(エアキャスター方式)を採用しています。ホールは客席800席で、可動席496席・固定席288席などで構成され、1階の座席をブロックごとに動かしてコンサートや展覧会、パーティーなど催し物のスタイルに合わせて自由に配置できる計画です。1階席の約500席分は12分割され、それぞれが空気の力で浮上させて移動可能であり、客席レイアウトを変更すれば、通常舞台だけでなくアリーナパターンや平土間パターンを行えます。

エアーキャスター方式とは床面との間に薄いエアーフィルムを発生させて重量物を持ち上げ、非常に小さな力で動かせる方式で、空気の力で浮上させるため床面を傷つけることがありません。レールを必要としないため横行・旋回といった動きにも対応しやすく、意匠床を維持したまま繰り返し転換できる点が特長です。

特に舞台機構全体としての重要なポイントとして「吊物機構・床機構・客席ワゴンを舞台演出用の装置としての機能だけで捉えるのではなく、一体の舞台パターン転換システムとしても考慮すること」にあります。客席エアー浮上装置はその中核的な要素として位置付けられ、舞台側の吊物や床機構と連動することで、公演形態に応じた空間構成を迅速かつ安全に実現できます。
舞台機構との具体的な連携例としては、

1.客席ワゴンと平台ワゴンを収納して平土間を確保し、床機構まわりの転換や大道具・備品の搬入出を広い動線で行う運用が可能です。

2.演劇形式では、客席配置の変更に合わせて吊物機構側で幕類のセット位置や見切り条件を調整し、舞台面の見え方を客席条件に最適化します。

これにより、客席機構を含めた舞台機構全体を柔軟かつ再現性の高い転換システムとして構築し、多様な公演に対応できるホール空間を実現しています。

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